宮城珠算学校
宮城珠算学校 そろばん博物館

 
 日本全国のそろばんを紹介してます。
  播州そろばん
 大阪(堺)に発祥した播州そろばんは、三木、小野(兵庫)に開花し発展したといわれ、安政時代(1800年中期)から生産高が多く、金具付きが特徴。
 本展示館には1800年代初期の作品が多数あります。大津そろばんとよく似ている。
 
  大津そろばん
 徳川初期(1600年代)より明治初期の300年間盛んに製作され、片岡庄平衛が元祖と言われている。
 そろばん発祥の地とも言われ、うるし箱入りで、赤うるし箱は非常に美しく大変に高価なものである。
 玉は材質が割り竹で細かく削って使用。珠は少し丸みを帯びているのが多いのが特徴。本展示館に庄平衛の作品を筆頭に小谷平兵衛などの作品が多数あります。
大津追分一里塚 庄平衛作
(1811年〜1863年) 底板付。
 
  広島そろばん(芸州)
 江戸時代、塩尾小八は雲州そろばんの創案者である村上吉五郎が心酔した人であり、梅宝堂、玉算堂、竹谷氏などが有名。
1.雲州そろばんと同じ型が多い。
2.裏小板に鳩目がとめてある。

本展示館には梅宝堂(1864年〜)、竹谷氏(1877年〜)の作品や、珍品とされる親子玉そろばん(五玉の上が小さい)などが展示れれています。
明治39年(1906年)
増田佐五郎作
  長崎そろばん
 長崎そろばんや博多そろばんは、縦、横、高さとも大型で作り、型は中国のものに一番近い玉型で、丸竹を使用している。長崎が産地としては一番古いという説もある。

1.梁の上の単位に「ほつ」の単位がある。
2.桁は丸竹で、割合に太いものが使用されている。
3.そろばんは、全体に大きく作られ、枠組みは頑強で高く厚みがある。
長崎そろばん
貞享4年(1687年)
 江戸時代、徳川綱吉五代将軍の頃に製作され、古いそろばんの中でも貴重な一品である。
 
  雲州そろばん
 寛政年間(1700年後半)、島根県出雲、亀嵩村、村上吉五郎が創案した。
1.桁は材質が古い藁屋根の天然すす竹を使用されている。
2.玉は梅玉が多く丸みがあり、大津そろばんの丸さとよく似ている。また、裏板がないのが特徴。

 本展示館には村上吉五郎が製作したそろばんが二丁あり、貴重品である。現代名工はなんと言っても永場台三郎(昭和48年没)の手作りそろばんである。品質が優れていていずれも幻のそろばんと言われています。
大日本帝国紀元2555年(1889年)